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瞑想中に見つけた、骨盤が安定する座り方とは。

いつも動いている私が

動かないことで知ったこと。

 

 11日間の無言の修行、vipassana瞑想(ヴィパッサナー)に参加して知ったこと。それは、自分のカラダの弱いところを知るには「動かないでいることに限る!」ということ。そうフリーズすること30分以上も経過してくるとわかります。痛みが出て来ます。私は子供の時からクラシックバレエやダンスをやっていたり、大人になってもジャイロトニックをやっていたりしたので、脚が外旋(ターンアウト、つま先が外に向く)しやすい傾向にあります。そんな私が、あぐらをかいて座っていると、太ももが膝が外にどんどん開いて来て、股関節周囲やお尻の中側の梨状筋、仙腸関節が痛くなってくるというわけです。

 動いているときも、もちろんその癖は気づいていたのですが、まさか….何もしていない、いや座っているときに耐えられないほどの痛みが走るなんて。涙。自分のカラダの弱い部分が、30分もすれば明確に浮き彫りになって来ます。あとは肩と頭だったかな…w 瞑想中は1時間に一度、数分のブレイクがあるのですが、何せずっと同じ形ではいられないので、その度に、どんどん座り方を変えていきました。あの必死な時のクリエイティビティってなんなんでしょうね? メモ取れなくて本当に残念です。瞑想合宿の終わりに、後ろに座っていた方に言われたのですが「すごいね、100通りくらい座り方をしていたよね」と。もちろん微妙に、数ミリ単位で座り方を発展させていっただけですよ。だって痛いんだもん。

ということで、私がたどり着いたベストな座り方を今日はご紹介したいと思いまします。

 

骨盤が不安定な方に

オススメの座り方。

 ただし、今日、ご紹介するのは私のタイプ。外旋傾向があって、いつもグラグラ、ニュートラルポジションを探しているタイプは、言い換えれば、座った時の骨盤が不安定であるということ。英語だとmovableとかunstableなどど言うのでしょうか。可動域が広い人にもありがちですね。こんなこともあろうかと、MY BLANKETを持参していったのですが、大正解でした。命、いや股関節を救われた!

HOW TO DO

1.脛と脛を交差させるようにして胡座(easy pose)になります。この時、股関節が不安定な方は特に、足首と足首ではなく、脛と脛でなるべく深めに組むこと。膝の幅が広ければ広いほど、大腿骨が股関節にハマりづらくなるのでより脚が重くなって、太ももが凱旋して股関節から外れて不安定になるというわけです。

2.ブランケットを細く長めに折る

3.骨盤の後ろからぐるりと、股関節全体を包む。しっかりと大腿骨が股関節の中にハマることを助けるように。

4.そうすると骨盤が安定して、坐骨がしっかりと床を垂直に押すことになり、難なくニュートラルポジションになれる。

5.そこから座って瞑想もよし。動画のようにエクササイズに発展してもよし。

瞑想でもエクササイズでも、まず、正しいニュートラルポジションを取れることが始まりですね。4月と5月で2回行うワークショップでは、座り方はもちろん、スタンディングポスチャーや動きの中での姿勢を徹底的に探っていきますよ。アーリーバードお申し込み、締め切りは4/14です!