体にもバタフライエフェクト。蝶形骨、羽ばたかせよう。
いつもいつも…頭の片隅には何か引っかかっていることがあって、それは言葉になるようなものでもないんだけど….カラダを見ても、本を読んでも、音楽を聞いても、踊っても………かすかにツナガル糸みたいなものがある。それがアンリ・ベルクソンのいう「哲学的直感」?なのかはさておき….。ちょっと調べて、そうか、アンリさんはフランス人であったか……なぬ?やっぱり!……なんてことになると、またまた私の頭の中の見えない糸のようなものがピピッと光りだして…って、そろそろうざいのでやめますね。まあ、この見えない光の繋がりを辿っていくようなことが楽しくて生きています。
頭の中にいる蝶、知っていますか?
さて、自分のブログにログインできなくなるほど更新を怠っていましたが、最近は、とある方達&とあるブランドのご協力で五感を研ぎ澄ますようなビジュアルブックを作っていました。もうすぐ発表できると思います。その中で、頭の中のバタフライ=蝶形骨について思いを馳せる機会があったので、書いてみたいと思います。
人間の頭蓋骨は、一つの固まった骨という印象があるようですが…….実は多くの骨が細かく繊細に組み合わせになって、しかも繊細に各部分が動くようにできています。その中心にあるのがこの蝶形骨。仙骨から背骨を伝わってそのバイブレーションを受け、蝶のように羽を震わせて、呼吸するように動きます。脳のお皿のようですね。その上にのせた、間脳とホルモンの司令塔と呼ばれる脳下垂体をのせています。だからこのバタフライが動くことで、そこから自律神経系やホルモン、内分泌などを通じてまた全身に指令が伝わります。
頭の中の芯であるから、当然、体全体の芯にも。
蝶形骨は、構造上、頭蓋骨の中心の骨になっています。頭蓋骨は23個の骨で構成されていますが、そのセンターにある蝶形骨は12個の骨にも接しています。この頭の芯は、実は、筋膜という繋がりで、私たちの横隔膜にまでつながっているです。横隔膜は呼吸の主要筋。このバタフライの強張りを取ったら、体の新共言える横隔膜までリリースされて、呼吸が深くなり 内臓もマッサージ!
瞬き一つ、バタフライエフェクト
蝶形骨ってやはりなんて大事なんでしょう..と頭の片隅に置いているこの時期に、ガツンと耳に入ってきたのがこの曲でした。 どうしてこんな詩が書けるんでしょう…と思うほど、五感を震わすこの感じ。そこでこのバタフライエフェクトという言葉が飛び込んできて…思わず調べてしましました。糸が光った。
バタフライ効果(バタフライこうか、butterfly effect)とは、カオス力学系において、通常なら無視できると思われるような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。カオス理論を端的に表現した思考実験のひとつ、あるいは比喩である。
―― バタフライ効果 – Wikipedia より
気象学者であるエドワード・ローレンツが提言したもので「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきが、テキサスで起こる竜巻の原因に繋がらないとは否定できない」という話。蝶が羽を動かすと、空気中の微粒子を動かし、それがほかの微粒子を動かし、さらに多くの微粒子を動かす。そうしているうちに、やがて地球の反対側で竜巻を発生させる。可能性があるってすごいなw
これを知ってから鎮座ドープネスさんのラップを鑑賞すると…
瞬き一つ
バタフライエフェクト
僕の感情に竜巻を起こして
抗うことはできない。抗うことはできない。抗うことはできない
って…本当に抗うことができないほど素敵だと思いました。今日からこの曲は、アーモンドアイズではなくてバタフライ・エフェクトに認定。私にとっては。
ついではありますが、日本のことわざではこんなものもあります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」
ある出来事が、ほとんど関係のないことに影響を及ぼす、思いもよらない結果になる、という意味だそうです。となるとバタフライエフェクトとはちょっと違うのかしら。
このような展開になっていくらしい。
- 大風が吹くと砂ぼこりが舞う
- 砂埃が目に入って失明する人が増える
- 失明した人は三味線弾きになる
- 三味線の売れ行きが伸びる
- 三味線の皮に使われる猫が減る
- 猫が減るのでネズミが増える
- ネズミが増えるので桶をかじられる
- 桶を買う人が増えるので桶屋が儲かる
うーむ。バカバカしいと思いきや…ここに繋がりの可能性を見出してしまう人間です。私は。笑。でも、楽しい。
というわけで…カラダの話にグイッと引き戻しますが、小さなズレが大きな変化を生み出すということが多々あります。体においても。でも、ラッキーなことに、私たちの体の構造システムは世界の天気よりももっと予想可能です。つながりとつながりを探して…..まずは、蝶形骨緩めて、横隔膜も緩めて、そして人に優しくなれて世界平和!!ですね。
緩め方のおすすめVIDEO
藤本さんの本も素晴らしいです!