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アイバッグの「程よい重さ」はなぜ大切なのか?

リラックスへのトリガーになるのは、

香りではなくて、その「重さ」。

 私の働く as i am/aparmtnetのスタッフやクライアントさんたちにもご好評をいただいていてる、見た目も麗しいアイバッグたち。手に取った瞬間にぷ〜〜んと広がるフラックスシード(亜麻仁のタネ) の香りに、一瞬、心を奪われてしまうが、大切なのは香りではなく重さにある。

 このアイバッグを作るときに、どうせだったら中にラベンダーなんかを入れて香りも楽しんだらどうか? というご意見も頂いた。その時は、こんなにまで開封したてのフラックスシード が香るとは思っていなかったので、ただ、「重さ」へのこだわりで遠慮していたが、今….部屋に香るたいそうなフラックスシード の香りに包まれると、本当にミックスしなくてよかったと心から思う。そして「重さ」にこだわる理由は何か?

私たちの目とハートの親密なつながり、

アシュネル反射を利用して。

眼心臓反射を知っているだろうか? アシュネル反射とも呼ばれる、カラダの反射作用だ。眼球への軽い刺激は、眼球の裏側にある脳神経の一つ三叉神経を興奮させる。それが延髄を伝わり、さらにまた迷走神経を刺激する。ちなみに迷走神経とは、延髄からでる脳神経の一つで、生理学的には副交感神経を含んでいる、頸部から胸部、腹部の内臓や心臓や血管などを支配する。

難しくなった。

まとめると…..穏やかに眼球にプレッシャーをかけて圧を加えると、三叉神経から延髄を伝わり、迷走神経を介して、そしてハート、心臓の心拍数を減少させる。すなわち、副交感神経が優位になってリラックス反応が起こり始めているということだ。ここぞという緊張時に落ち着くように、このアシュネル反射を利用しているスポーツマンもいるとか。

レッスンの時はもちろんだが、交感神経が優位になって眠れない夜、ストレスにドキドキしてしまう時なども….5分、横になって、このアイバッグを使ってみて。アシュネル反射を引き起こそう!

Be Happyのトリガーにも!

迷走神経が大切なわけ。

 迷走神経の通り道は、首の後ろをとって心臓に渡り、そこからまた腹部や消化管まで到達すると。そう、脳神経の中でも、腹部まで到達するのは迷走神経だけなのだ。最近は〜belly brain〜 腸は第二の脳と言われるのも常識となった。だからこそ、迷走神経が心臓や消化に関わることはもちろん、第二の脳である腸を通して、私たちの気分を左右する。 だから、リラックスしてHappyになってしまうというわけだ。

途中でフラックスシード が足りなくなるというハプニングを乗り越え、先日、アイバッグ全ての発注を終えました。夜な夜な、自宅の食卓で、秤を使って手作業で量りました。そしてスニーカーの箱は、ちょうどいい大きさでありがたいです。お針子さんの元へ。いってらっしゃ〜い。