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セーターと猫背と….顔のたるみ。

猫背でも似合ってしまう、

居心地いいセーターのまあるいシルエットの罠。

  le fashion

 冬至は過ぎたけど、これからが寒さ本番。セーターにぴったりの季節ですよね。ゆったりとしたビッグシルエットのコートがトレンドのせいか…今年は大きなニットも大活躍。ゆったり、たっぷり、丸〜いシルエットで着たい…. 。私は体の構造的にもともと猫背なので、このシルエットすごく得意なのですが、写真の時だけにしておきましょうね。なぜなら、顔が下がります….涙。

 ちょうど今週末から始まるアキラさん整体、こちらがテーマです。また、来週から始まる、ボディチューニングのmodule4〜触れる〜コースは、今、まさにテキストブック作りの佳境なのですが、意外にも「顔と手」がテーマになりそうです。トレーナーはもちろん、セラピストさんも参加してくれうので楽しみです。カラダは一つのユニットだからもちろん全部のパーツは繋がっているのだけれども、とくに、顔と手と胸(前面)と背中(背面)の繋がりって大切なんです。

 

一部の筋肉を錬える=こわばらせるのが

オススメできない理由。

 

 

 まず、頭蓋。この左の写真はやや上を向いてしまっていますが、右のように猫背になると全体的に矢印の方向に動きます。うつむきがちな猫背は、背中の筋肉が丸くなったまま伸びきってしまって後頭骨が上がります。それに伴って前頭部、鼻、顎の骨が下がります。あるいは、逆の可能性もありますね。体の全面、腹部の筋肉から下に引っ張って胸が押し下げられ、首前面の筋肉、舌も筋肉で支えられているのでこわばり、顔全面が下がってしまう場合もあります。

さらに上の図を見ると、体の全面部から顔が引っ張られる理由が一目瞭然です。シックスパックスに割りたい男性も多い腹直筋ですが、鍛え過ぎてこれがこわばると、胸郭はもちろん、胸鎖乳突筋、下顎骨、顔の前面を下げる影響も出やすいです。鍛え過ぎだけでなく、問題はこわばりなので、ストレスがかかると身をかがめたくなりますし、いつもスマホを見て猫背だったり、お腹の冷えでも筋肉はこわばります。

ボディ・ナビゲーション〜〜触ってわかる身体解剖〜(医道の日本社)

最後に一枚、衝撃的なイラストを。笑。広頚筋がグイグイと口角を引っ張っています。踏ん張って重い荷物をもったり、ストレスに耐えているときの顔ですね、まさに。

 

美しい女子(男性ももちろんwelc0me!)は、腹筋運動も外側のアウターだけを鍛えてこわばらせるのではなく、もっと内側のインナーマッスルも鍛えましょうね。そして何よりもバランスが大切。この顔も含める体の全面の筋肉を引き延ばすにはどうしたらいいか? それはもちろん「反る」ことです。バックベンドです。

冬至も過ぎまたし、そろそろ反って行きましょう!この話はまだ次回。