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春だ! 足指伸ばしてハイヒールをはこう。

暖かくなってきましたね。春です!ウキウキするけど、ちょっと悲しくもなるエモーショナルな季節です。
 
今日は私のプライベートのレッスで感じたことを書きます。毎週レッスンに足を運んでくださるモデルのHARUKOさんとのセッションで。毎週、実験させていただいています。まさに、私をインスパイアードしてくれる、ミューズです。
 

足裏の表面積は全身のわずか2%。

それが全身のバランスを握る

 
春を感じて、大地を感じて、素足になる機会も多くなりますよね。まず、ファッションだって靴から欲しくなりませんか? ボディチュラバーの皆さんは冬でもちゃんとヨガマットの上に素足で立っていらっしゃると思いますが、マットの上でただシンプルに直立するだけでも、指がぎゅっと縮こまってしまう方、足の指をものすごく使っている方が多いのが気になっていました。それはなぜか?
 
ズバリ、それは足底筋膜が使えていないから。もっと簡単に言うと、筋力が衰えて足の裏のアーチが落ちてしまっていて足底が不安定になり、足の指で体を支えているということです。
なぜ、足底筋膜という足裏の筋肉が使えなくなるかはいろいろな理由があると思いますが、大きな理由の一つとして、引き上げる筋力が落ちて扁平足のようにフラットになってしまうということがあります。図で言う三角形が足底筋膜です。頂点の3点(もしくは4点)をしっかり支点にして体重を支えれば、足の指はフリーに、余分な力が入らずまっすぐ伸びるというわけ。
 
ちなみに、余談にはなりますが、バレリーナのトウシューズ。ぎゅっと指を縮めてまるでグーのようにしていると思われている方が多いと思いますが、実は、違います。指はしっかり伸ばしている。その代わり、しっかりと足底筋膜を使って(縮めて)足の甲を伸ばしているんです。言い換えれば、足指が縮まっていればアーチが上がらず、弱い足ということになり、ダンサーとしても不利なはずです。(こんなストレッチ器具もあるほどです。涙ぐましい努力!)
 
 
 
 

感じることには時間をかける、

感覚が鋭くなれば、脚はどんどん進化する

さて、話は戻りますが、今日のHARUKOさんとのセッション

では、まずは徹底的に凝り固まった足の裏をほぐして行きました。

●3つのアーチに沿ってボールを踏んでみる
●指をなるべく使わないで脱力
●足裏の感覚が出てくるのを感じる
 
片足に8分はかけたでしょうか?思わず、プライベートなお話などになってしまうのですが、体がほぐれてくればどんどん話したくなるもの
だと思っていますw だからよし。 でも、こういった小さなことに丁寧に時間をかける=感じることに時間をかけることも大切だと思っています。だから今日のレッスンは感じるボデイチューニングですね。
 
足裏は、カラダの深部と繋がっている筋肉なので、内腿、骨盤底、横隔膜、大腰筋、喉、顎などにも大きな変化が起こってきます 。
 
今日はアクロバティックな運動はなに一つしませんでしたが、足の裏の感覚を呼び覚ますことによって、こちらのようにディープに股関節屈筋群を伸ばせたことが、私にとっても感動的でした。カラダってつながっているんだなあと、つくづく実感。涙。
 
ちなみに、この股関節屈筋、中でも大腰筋と呼ばれる動物でいうと、ヒレ肉の部分でしょうか。こちらは人間の本能に直結する筋肉だと言われています。ストレスや感情などに直結しています。こちらを解放して行くと、カラダだけでではなく、気持ちも解放されていくはずです。
 
レッスン後の立ち姿があまりにも美しく……でもバタバタしていて写真を撮れなかったので懇願して送っていただきました。(もはや変態) そしてもちろん、ハイでもローでもヒールでも、バレエシューズでも、靴の中では、足の指はすらりと伸びたままで。しっかりと足の3点で地面をキャッチしてくださいね。
 
 
細かったら、それでいいじゃんっ。という声も聞こえてきそうですが、細くなることだけがゴールではないと思います。極端なことをいうと、太いと感じていても細く見せる方法はたくさんあります。ハイヒールでまっすぐに綺麗に立つって細いだけじゃできないことです。強さとしなやかさが必ず必要。
 
ヘルシーであることとファッショナブルであることは両立できると思うんです。やり方次第かな。
 
 
Off shot!
すらりと伸びた指&脚で、フェラガモの靴なんて買っちゃったら最高ですね。
 
綺麗になって新しいハイヒール買いに行こう!