記事

「冷え性」は男性にだって“もちろん”あります。

11/12に開催するお灸教室に向けて「男性の参加も可能ですか?」という質問をいただきました。ちなみに初回のテーマは「冷え」です。ということで、今日はこのトピックについて考えてみようと思います。そして、もちろん WELCOMEですよ。すでに男性参加者もいらっしゃいますので、気軽にいらしてくださいね。

 

あらゆる病の根源になる「冷え」に

気づいている男性は少数です。

 

冷え性は女性の専売特許のようなイメージがありますが、男性にだって当然冷えはあります。ただ、気づいている人が少ない…ということなのではないでしょうか?自分が冷えていることを感じていない、気づいていない….。冷えが続くと何が悪いかというと、体を巡っている血や気の流れが悪くなり、肩こりや腰痛、内臓の働きが悪くなったりと様々な症状を引き起こします。

「汗」も気の一種だということをご存知ですか?汗をかくということは、エネルギーを外に出すということになり、結果、体が冷えてしまいます。男性は「体温が高い」「汗っかき」「暑がり」という印象が、一般にはありますが、表面上はアツくても、実は、体の内部が冷えている男性も多いのです。暑がりで寒がりな男性は要注意です。

 

「冷え」を生み出す一因になる、

3つの精神状態を知っていますか?

 

今回、講師をしていただくアキュラ治療院の徐先生は、著書「カラダを温めれば不妊は治る!」で、精神状態による冷えは3種類あるとおっしゃっています。

 

一つは「ココロの冷え」と、もう一つは怒りなどで頭に血が上がってしまい、手足が冷たくなる「怒り・のぼせ」の状態。そして最後は「過緊張状態が続くことによる冷え」です。

 

「ココロの冷え」というのは、自分、身近な人への愛情不足、もしくは愛を感じない、与えてあげられない状態のことを言います。最近、仕事が忙しく、骨休めをする暇がないため、自分のことだけで精一杯の人が大変多くいます。また、身近な大事な人との関係が崩壊していたり、ぎくしゃくしている人がいます。それは心が冷えている状態なのです。

 

「怒り・のぼせ」は、一見、体がカッカしている状態なので、暑い状態だと思われるかもしれませんが、怒りの状態は、頭に血が上り、手足が冷え、のぼせの状態になりがちです。「頭寒足熱」のルールに照らし合わせて考えると、冷えに属します。

 

そして「過緊張による冷え」は睡眠時間が不足していたり、過度のストレスや心配事がある人に多く見受けられます。過度の緊張状態が続くことにより、交感神経が優位になり、手足が常に冷たく、眠りは浅く、寝つきも悪くなります。また、寝汗をかく人もいます。

 

どうでしょうか?

こちらの三つ、思い当たる状態は誰にでもあるのではないでしょうか? とくに三つ目の「過緊張による冷え」は、いつも何かに追われている、働き盛りの男性女性誰もが思い当たる状態ですよね。

 

メタボの人ほど冷えている?

見た目は脂肪に包まれ温かそうなのに…..

いわゆるメタボ気味の人は、汗かきで体温が高いというイメージがありますが、実は汗で熱を放出することによって体表面は冷え、皮下や内臓の脂肪部分は血流が悪く熱を通さないので冷えています。また、分厚い脂肪が邪魔をして、効率的&スマートに熱をカラダの外に逃すことができないんです。だから、「必死に」体温調整をしようとしてカラダは汗をかき、汗っかきなのです。

 

また、悪循環なことに、人間のカラダは冷えると脂肪と厚くしてさらに身を守ろうとします。動物性脂肪である人間の脂肪は、ラードと同じように冷えると固まるのです! カラダが冷えると脂肪は各細胞内で固まって、さらに血流が悪化します。そして脂肪を分解する酵素リパーゼは、適度な体温が必要なので、それが働かず、脂肪は固まったまま体内に止まることになるのです。

悲しいスパイラルですよね。

内臓は温度が1度上がるだけでも基礎代謝が12〜20%近く上がると言われています。

 

暑がりで汗っかき….そんな男性ももしかしたえら内臓は冷えているかもしれません。最近代謝が悪くなってきた、痩せなくなってきた…という方、隠れ冷え性を疑ってみてくださいね。自覚のある方は、お灸や運動で温めていきましょうimg_2856

チェンマイに行ったり京都に行ったり…旅が続いた秋でした。もうちょっとしばらく移動したくない…..そう思えるほど冒険し尽くした感じです。内側も外側も温めて….クリスマスまで過ごしていきたいですね。