記事

細胞レベルで動いている? しなやかな腕の使い方。

先週末、ボディチューニングの礎となる「感じるmodule1」の3日間集中トレーニグが終了しました。様々な発見がありましたのでその興奮冷めぬうちに、ブログと動画で残して行きますね。

 

ダイナミックな動きをせずとも、

カラダを内側から動かすということ。

 感じるモジュールでは、飛んだり跳ねたり逆立ちしたりと、目に見えるような大きな動きをしなくても、カラダを内側から動かすことを感じて欲しいと思っています。だから、 あえて小さな動きにとどめています。だからこそ、運動経験の少ない人、力技に自信のない方でも挑戦できるんですね。下の動画で公開しているポーズは、かなり、強度の高い部類です。ヨガでいうdown ward facing dog(下向きの犬のポーズ)になります。ポーズ自体は、見た目はシンプルですよね。まるでピラミッドのように骨盤を高く上げて四肢でカラダを支える。こちらを、重量挙げのように重いカラダを手と足の筋力で支える苦行のポーズと思っている方は、ぜひ、下の動画を見てくださいね。

時間にして約4分の動画です。ただ、床を強く押してピラミッドの形になるだけ。しかしこれと同じ4分間、踏み台昇降やランニングしたり、キックボクササイズすることと比べたら、どうってことのない、まるで動きのないポーズに思えてしまいますね。もちろん、呼吸を止めて、「えいっ」と重量挙げのように自分の体を持ち上げてホールドしたら、そうすることもできます。そうならないためにはどうしたらいいか?

ただの塊、

ウエイトトレーニングにならないためのTIPS 4

1.常に引っ張り合いの方向を意識する。

2.それを最低2つ以上見つけて、それをどれをもいいバランスで行う

3.呼吸と引っ張り合いの方向を連動させる。

4.背骨が長くなっているか?(ニュートラルポジションを保てるか)

 

今日は1&2を詳しく二つを説明いたしますね。

まず、手の平の下の紫の↙️を見てください。手のひらがしっかり床を押しています。そしてこの矢印のコントラスト、引っ張り合う力になるのが坐骨の上の紫の↗️になります。二つは引っ張り合うことで、背骨を長くして体の空間を開けていますので、も確認できてました。そしてそのカラダを引っ張りあう矢印は1組みだけではありません。今回はものすごくわかりやすい、簡単なものだけを書いていますが、そのもう一つは黄色の矢印。坐骨は斜め上↖️に向かって伸びているので、そのコントラスト、相反する力でかかとを斜め下↘️床に向かって降ろして行きます。多くの人が、かかとが床に使ことが大切と勘違いしていらっるようですが、大切なのは引っ張り合い。それによって筋肉が伸びて、使われて、関節の間にスペースが生まれるから。ということで、かかとが床につくかどうかよりも、坐骨がしっかり斜め上の方向に押せて、その高さを変えずにどこまでかかとが床に近づければいいか…が重要です。さらに細かいことを言うと、坐骨は紫の↗️と黄色の↖️の力がかかっているのでその二つバランスが取れると、⬆️真上に押せる、ピラミッドの頂点になるということです。

ということで、この矢印のペアをどんどん探して行けると、体が安定していくことがわかります。引っ張りあって、空間を広げて安定する。それをテンセグリティ構造といいます。難しいですが…w   けして、力で固めてぎゅっと安定する圧縮構造ではないのです。圧縮構造の場合、底辺にあたる手首や足首に相当な負担がかかってきます。

 

二の腕のタプタプ以前に、

あなたの腕はしっかり伸びていますか?

と、話がかなり難しくなってきてしまったので、ここで「しなやかな腕」に話を戻します。ビデオでも、手の平がべたっとおっこってしまっているのでは?という話が出てきました。実は、矢印の引っ張り合いは、カラダ全体のことだけではなくパーツにも起こっています。高度ですよねw  

写真に矢印を入れて見ました。手の平も足の裏と同じです。足の裏にはアーチがあったほうがいい..ということは皆さんご存知ですよね。私は動く時は4点として考えるのが好きなのですが、赤い4点はしっかりと床に根付いて押すようにします。そしてそれを結ぶ4辺は引き上げます。足の裏の筋肉と同じですね。これで押し合い、引き合いができて、安定します。さらに肘から下の前腕は内側に、肘から上の上腕は外側に、ねじりあって、でも腕全体には引っ張り合いができているので、肘関節、手首の関節にスペースができるという仕組みです。わかりましたか?

見た目にはまるで動いていないような動きの中で、

もっと深層レベル、

エネルギーの方向、筋肉、インナーマッスル、細胞まで動かそう!

 

というお話でした。すると、腕の印象がすらりと変わります。今すぐやってみてくださいね。