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肩甲骨浮き出てる?飛べない翼のしまい方〜その②〜

ただ細けりゃいい!という価値観が

変わったら広がる世界は….

昨日のブログの続きです

 

早速行きます。昨日は、肩甲骨が飛び出てしまう現象は、細くて華奢でいい!なんて言ってる場合ではないというお話を書きました。インスタグラムでもあげてみたのですが、いいねを押した中で何人の人にこのメッセージが伝わってるかなと不安になりましたw   細けりゃいい!というの美の価値観の刷り込みを覆したい。そうしたら、拒食症や過食症に苦しむ方々の環境も変わってくるかなと密かな野望を抱いたり。頑張ろう。

 

 まずこれをテーマにしようと思ったきっかけが、先週の火曜日。日々、私の実験台になってくれているBody Tuning TrainerのSちゃんの背中をみたとき。写真右です。これがWinging Scapula(翼状肩甲骨)=飛べない翼であるということは昨日学びましたね。その日は、他のテーマでクラスを進めてしまっていたので仕方なく放置。土曜日のレッスンにも来てくれたので、90分でこの背中にアプローチした結果…….!!!左の写真まで改善しました。素晴らしくないですか?  要は、カラダや肩甲骨に問題があるわけではなく「使い方」なんでです。

 

肩関節の構造を知ることが

飛べない翼をしまうヒントに。

  肩甲骨は肋骨に乗っかっているだけなので、とても動きやすいということを昨日お伝えしました。(カラダの固まってきたおじさんは別のstory….)     言い換えれば、だからこそ、動きのコントロールが難しいということ。肩の構造を見たらそれも一目瞭然です

 

 肩関節は、肩甲骨、鎖骨、上腕骨の3つの骨がセットでできています。ということは一つの骨が動けば、他の2つも同時に動くということです。腕(上腕骨)を上げる時に、肩甲骨と鎖骨も一緒に動いていることを感じたことがありますか? この意識が重要で、肩のストレッチでも腕立て伏せでもただ腕をあげるだけでも….これを意識すると劇的に動きが変わってきます。肩こりだったり肩を痛めたりしている方は、肩甲骨や鎖骨を動かさずに腕の動きをしていたりしませんか?

プランクを腕でやるべからず!

どこで?…全身でです。

 

そもそもこれが……….腕だけのトレーニングなんてしないほうがいい….理由です。常にトルソー(upperbody)を使って腕の運動をする。写真のプランクや腕立て伏せを腕だけでなくupperbodyを使って行えば写真左のように、飛べばない翼がしまえるわけです。

火曜日にドルフィンプランクをしてもらった時に、腕だけで体を支えていたSさんは負荷がかかりすぎて肩甲骨はぎゅっと背骨によってしまっていました(内転)。それが飛び出た翼となっていました。ということで逆の動きを。腕(上腕骨を)を押すことで肩甲骨が背骨から離れ(外転)、鎖骨も横に広がりながら斜め前に動いていく。胸椎は丸くカールに。

そして、今度は肩甲骨を背骨に引き寄せて、上腕骨を引き寄せて、胸椎を反らせますが、火曜日の写真のようにはなるべく肋骨を開いて突き出さないようにしています。肩甲骨は飛び出ていないですよね。翼をしまえましたが、鎖骨は優雅にサイドに開いています。そして体幹が安定し腹筋が入り、前鋸筋という筋肉もワークしています。肩甲骨を安定させてた状態で、マックス胸椎をアーチに反らせたところが、Sさんにとってはここ。

そして……..正解はどこかというと。カールとアーチの真ん中のニュートラルポジションのココ。しっかりと肩甲骨を安定させて、鎖骨も広がり、腕の力が発揮できています。あとは、重力を変えるだけ。インスタグラムではちょっと動画も乗せています。

プッシュアップ、ハンドスタンド、プランク……..腕の運動を腕でやらなければ、いろんなことができるようになりますよ。なぜなら、最小限の努力で最大限の効果を出せるから。一部の筋肉のパワーがそんなになくてもコーディネーションで40個の筋肉が使えれば…..細いまま強くなれる。無駄な筋肉なく強くなれるますよね。  

Let’s move!

 

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