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hipbone up⤴︎sacrum down⤵︎下腹解消の合言葉〜実践編〜 for women

二度に渡って、下腹ぽっこりを凹ますためのヒントを記事にしています。どちらも、思想というか概念的なものですが、体を動かしていい体にしたい!とか運動を継続したい!というクライアントさんの気持ちを上げていくヒントになると思います。

下腹ぽっこりを〝イマジネーション〟で防ぐヒント。

下腹ぽっこりを凹ますために、激しい腹筋運動は必要ですか?

 

年齢を超えて通用する、

下腹部にスペースを空ける方法。

ということで、今日はやっと実践編。下腹のぽっこりとした感じをなくしたり、下腹部に力が集まるようにするには、いろいろなアプローチがありますが、最近の私のお気にいりから紹介したいと思います。私が働く スタジオas・i・am/apartmentでは一般の方に向けてのワークショップをことあるごとに開いています。確かこのときは「骨盤をニュートラルにして正しい姿勢になろう!」的なテーマだったと思います。29歳から70歳の方までお集まりいただいて、また写真は偶然そのお二人ですが、年齢に関係なく素晴らしく効果が出たことに私も驚きました。その効果とは……下腹がすっと引き上がって、ぽっこりどころかそんなもの跡形もなくなったことです。

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その日の私のビジョンとしては、ヨガでいうトライアングルポーズなどを使って、大腿骨の外旋・内旋がうまくいくようになるといいなと思っていました。それが、骨盤の可動域が広がること、柔軟性です。ターンアウトだけでも、ターンインだけどちらかが得意でもダメなんですね、両方。そのためには、まず、腸骨を引き上げることが大切!と考え、写真で見ていただくように、Hip Bone(腸骨)⤴︎up、Sacrum(仙骨) Down⤵︎することによって骨盤をしっかり立ててニュートラルポジションにすることにもっぱら取り込みました。 腸骨がしっかりと引きあがることで、付け根がストレッチされ内腿も伸び、母子球が地面を押したまま土踏まずが引きあがるようになっています。上の写真2枚は、下のトライアングルポーズをとるための、準備段階のエクササイズ、モディフィケーション。とても美しいですよね。ボディチューニングではこのモデフィケーションをとても丁寧にやっていきます

 

究極的なことを言えば「いい姿勢」を取れば、

下腹ぽっこりは凹まされる?

Triangle

 

完成系はどうなるかというと、写真を撮り忘れてしまったので、NATURALLY NICOLAさんより引用いたしました。分かりやすいですよね。これに、ぜひ、この説明部分に前の太腿90度外旋、後ろの太腿ちょっと内旋を加えて欲しいですw。ありがとうございます。

しかし、全くコメツキバッタのような腹筋要素はないですよね。どちらかというと、サイドストレッチ要素が強いアライメントのように見えますが、それだけではないんですね。Hipbone up ⤴︎, Sacrum Down⤵︎によって下腹がしっかり引き上げられ、下腹部の腹筋もムリなく自然に入ります。そして、究極的なことを言えば、これはニュートラルポジションを取ればということになります。いい姿勢、基本の基本ですよね。多くの人が大きな動きや摩訶不思議な難しそうなポーズ?ができることがすごいと思っているかかもしれませんので、「いい姿勢」なんてポーズだから静止だ!、と思っているかもしれませんが、それが、大きなトラップです。「いい姿勢」でいることは、それだけで、下腹ぽっこり問題にまでつながるんです。それを知ったらいますぐ、できてしまいますよね。いま座っている、もしくは、立っている姿勢を少し意識してみてください。腸骨は上がっていますか?仙骨は穏やかに下がっていますか?ニュートラルポジションが取れていますか?

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Posture Directより

ちなみに、この「いい姿勢」と逆、Hipbone⤵︎,Sacrum up⤴︎はまさに右の図の通り。アヒルちゃんのような、反り腰と言われる姿勢ですね。この骨盤前傾カーブがきつくなればなるほど、下腹部は地面を見る形になり、重力にも圧迫されることになります。とくに筋力の弱い女性にこの姿勢の方が多いかなと思ったので、今回はfor womenということで記事を書かせていただきました。開脚すればするほど、骨盤が前傾したくなるので、トライアングルポーズはチャレンジになります。

 そして下腹部は言うまでもなく、子宮や卵巣など大切な臓器が守られている場所。少しでも重力をかけないように、スペースを空けて、解放してあげることは、女性にとっては本当に大切なこと。それが、姿勢を気をつけることで守れるなんて、いいと思いませんか? 人間の体って、そもそもよくできていますよね。アメージング。

次回は「下腹部に空間を作ることで、その結果、下腹がフラットに!凹ましたい!」と言う考えを掘り下げていきたいと思います。お腹にキューッと力を入れて、出たお腹をガードしよう…と思っている方は必読ですよ。

体は広がることで安定する、テンセグリティ構造なのですから。

ではまた次回!