How to makeくびれたウエスト④腹筋でお腹を凹ます神話、信じてる？
腹筋をリラックスさせると、
お腹は出てしまうという神話。
お正月休みも終わり「なんだか体がゆるんだ……」そんな不安に満ちた声を、ちらほら耳にします。しかし、むしろ、それはとてもいいことだと思いますよ。気持ちがリラックスしたら、カラダだってリラックスします。四六時中カラダを緊張させて Saty Fitでいることは、何よりも疲れるし、長く続きません。そして何よりも全く機能的ではない。ここで「頑張る(緊張させる)信仰」を手放していきましょう！
私の腹筋ストーリー。
凹ましてしまう習慣は、いつ作られたものなのか？
自分のお腹が緊張していた、無意識にぎゅっと力を入れて凹ましていたんだ…..と気づく瞬間は、それはお腹が完全にリラックスした時です。体を動かした後のシャバアーサナ(床に仰向けで寝る)、リストアティブヨガの後、マッサージやチネイザン(タイの内臓マッサージ)の後、骨盤底まで呼吸を感じられるような腹式呼吸ができた後…….. etc. 残念なのは、リラックスした状態を経験しないと、それまでのテンスな状態がわからないということ。悪い状態でもそれに慣れてしまい、いつの間にかデフォルトになってしまうこと。未だに、年に何度もこれを経験して、驚いています。
しかし、どうしてそうなってしまったのでしょうか？ もちろん、雑誌や映画に出てくる美しい女性像は今も昔も、くびれたウエスト(でも触ってないから、その硬さはわからないけど…) 。引き締まったお腹は格好いいという概念は、現代社会の根底に流れ続けています。それに加えて、自分の歴史で振り返ってみると….. いちばんはじめにお腹を意識したのは、やはり、バレエの発表会。衣装のチュチュはコルセット同様、当時は伸縮性ゼロで、ほぼ強制並みにきついこときついこと！おまけに一夏で７mセンチも身長が伸びていた、爆発的成長期にあった私にとって….ほぼ恐怖でした。息を止めて踊ってたかわいそうな子w そして次のストーリーは、やはり中学高校生時代のセーラー服でしょうか(遠い目)。当時は短いスカート＆ルーズソックスが流行っていたので、ベルトでキュキュットして捲り上げていました。他の学校がどうかはよくわからないのですが、私の学校のセーラー服は、中はワンピース状態になっていました。それを20センチくらたくし上げてベルトをすると、相当、お腹のあたりでタプっとするので、必然的にいつもお腹を凹ましていなければいけませんでした。中学１年から高校３年まで、どんどんスカートは短くなり、どんどん色は黒くなっていったのでした。写真はやめておきます。
というように、多くの人は、いつでもどこでも四六時中、精神的ガードルをいつも身につけているものではないのでしょうか？ それは実際、どんなガードルにも及ばない、大きな影響力だと思います。実際、私は、この習慣の代償として深い呼吸をするということができなくなっていたし、もしそれができていたら、もっと頭のいい子になったかもしれません…さらに遠い目。
お腹を常に緊張させて凹ましていたら、
むしろ腹筋は弱くなる？
話を元(筋肉)に戻しましょう。
確かに、筋肉の作用とは、神経の指令を受けて緊張(収縮)することです。しかし、忘れていけないのは、緊張(するためには)、そもそも指令を受ける前はリラックス(弛緩)していないということ。どんな筋肉だって、十分は働きをするためには完全なリラックス状態が収縮と収縮の合間にないと成り立ちません。ポパイの力こぶだとイメージしやすいかもしれません。
上腕二頭筋(Biceps)を鍛えるには、肘を伸ばしてBicepsをリラックスすると同時にTricepsを収縮、肘を曲げ、その逆を行うことで、力こぶが鍛えられるのでしたね。
腹筋だって同じことです。
リラックしたお腹なら、呼吸に合わせて、下腹までもの腹筋が伸びたり縮んだりすることによって、カラダが規制を受けずに腹式呼吸が出来るようになります。緊張とリラックス、どちらにも行き来できるようにすることが鍛えるということです。それによって結果、必要なもの(栄養や空気)はしっかり取り入れられ、不必要なものは排泄するという基本の代謝が良くなり、それが痩せることにつながるはずです。そしてなりより精神的にもリラックスができ、自信とゆとりが生まれるので疲れるどころか、よりエナジェテックに！これがヘルシーへのスパイラルですよね。
かっこよく見せるために、苦しさに耐えるのは無駄なこと。
「かっこいい」の定義を、変えて行きませんか？
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