Relaxのために手放そう→⑤アイピローって怪しげだ!という疑い
これをまぶたの上に置くだけで、
あら不思議。たった3分!
レッスン時に欠かせないプロップスをご紹介。一般的にはアイピローと呼ぶのかもしれないが、アイバッグとぜひ呼びたい。なぜならば、この心地よい「重さ」が重要なのだ。
飛行機などの移動や、ホテルでなど、光を遮るものとして使用してる方も多いだろう。しかし、クラスの後のシャバアーサナ(屍のポーズ)やボディスキャンの時に使うものは、ちょっと重さがあってプチサンドバッグみたいなものだ。そして、こんな片手に乗るほどの小さなアイバッグが、実はリラックスにおいてのパワフルツールであるといったら……「怪しい〜〜〜 🙄 」と訝しげに思われるだろうか?
究極なことを言えば。「ただこれをまぶたの上に乗っけるだけで、あなたの幸福度は急上昇!しかもたった3分で!」
まぶたへの穏やかな圧が引き起こす
リラックス反応をとは。
カラダの仕組みをちゃんと知れば、その怪しさを払拭できるはずだ。 私たちの脳神経は12対あるが、そのうちの一つに迷走神経というものがある。頸部から胸部、腹部の内臓や心臓の血管などを支配し、主に嚥下や発声、消化管の蠕動運動なのに関係する働きをする。自律神経の一つであるリラックスするための副交感神経と深く関係しているという。
まぶたの上に程よい重さのアイバッグを置いてあげることで、眼球に心地よい軽い圧がかかり、眼球心臓反射(アシュネル反射)というものを誘発して、心拍数を下げてくれる。それは、眼球の後ろにある三叉神経第1枝(眼神経)から三叉神経を刺激して、結果、迷走神経中枢を介して心臓を抑制することによって起こると考えられている。ということで、同時に迷走神経を刺激して、副交感神経を優位にするというわけ。
少し難しくなってしまったが、要約すると…..
ようは….、眼球に程よいプレッシャーがかかる事で、血圧と心拍数が下がり、迷走神経が刺激されてリラックス反応を誘発するというわけ。
幸福度が上がっちゃうくらい、
迷走神経が大切なわけ。
先ほど、迷走神経の通り道を書いた。首の後ろをとって心臓に渡り、そこからまた腹部や消化管まで到達すると。そう、脳神経の中でも、腹部まで到達するのは迷走神経だけなのだ。最近は〜belly brain〜 腸は第二の脳と言われるのも常識となった。だからこそ、迷走神経が心臓や消化に関わることはもちろん、第二の脳である腸を通して、私たちの気分を左右する。 だから、リラックスしてHappyになってしまうというわけ。
いかがでしたか?
しかし…長年の経験上で言わせていただくと、この絶妙な重さがかなりポイントだなと思う。色々なスタジオに行って他のものを使ったけど、うちのこれに勝るものはない。サンフランシスコで大量に買って送ってもらったこの子たち。そろそろ自分で、もうちょっと可愛いもの作ろうと思う。お裾分けできたら嬉しいな。
お魚…..かわいい。