いつでもどこでも愛の交換を。sakumagを読んで。
中高の先輩でもある佐久間裕美子さんが、私の働くas ・i・am/apartmentに遊びにきてくれた。ブルックリンから。彼女がNYCに移住してから20年以上。忙しく大活躍な人なので、東京にはちょくちょく帰ってくるが、いつも殺人的スケジュール。今回の滞在は長くなりそうだから、カラダもちゃんと動かしたい…ということで。彼女の著書『ピンヒールははかない』と『ヒップな生活革命』は必読です。生きる自信といまの時代の気分を教えてくれるよ。
さて、生きる自信…と言えば。去年私はとてもインセキュアな状態に陥っていて(だから『ピンヒールははかない』を参照のこと)。その時に支えられていたものがある。それは毎日upされるブログと毎日来るメルマガだ。そう….この‘毎日’ってのが重要なことなんだ。あの時は毎日、ただ早く時間が過ぎていけばいいと思ったいたし、だから、毎朝ラップトップを開けて更新されたブログを読んで「あ〜昨日から24時間たった、頑張ったよ。」と心の中で自分にOKサインを出していた。通常モードなら、40歳を過ぎた今、一分一秒だって惜しいし年なんて取りたくない。 だから、自分がスーパーインセキュアな時には、そんな感情を持つなんて我ながら驚いた。
話は戻るが、そこで、裕美ちゃんは毎日ブログをあげていた。インスタなど瞬間的なfeelingではなく、立ち止まって(時間的には3秒かもしれないけど)、そこで耳と目と肌を取材対象に100パーセント傾けて、公平に冷静に、ジャーナリスト目線で語られた、彼女に毎日の生活が更新されるのが待ち遠しかった。ちなみにそれと一緒に読んでいたブログはキングコングの西野くんのだ。笑。毎日って本当にすごいんだよ。ルーティンを避けて人生の選択をしてきた私が、ルーティンに救われる。そしてルーティンでクオリティの高い仕事をできる人を尊敬する。なんたるパラダイムシフト。
だから、ゆみちゃんに会ったら、絶対聞こうと思っていた。毎日書き続けるってどんな感じと?
「いや、ルーティンがあるって素晴らしいよ。やることがあるって。おまけに、書くことで自分が解放されるんだよね。自分のために書いてるよ」
と、言った時に度肝を抜かれた。私は勝手に答えを妄想していたんだ。毎日書くという苦行について愚痴ってくれたりするに違いないと。予想外の答えに鳥肌が立ち震えた。やっぱりかっこいいのだよ。この人は。しかしふと、いま、私が夢中になって教科書を改定しているボディチューニング の「触れる」moduleの中で出て来るオキシトシンという脳内ホルモンのことを思い出した。人に触れられることによって出る幸せホルモンと呼ばれるこのオキシトシン。心の緊張や不安を和らげ、痛みを弱めたり、自律神経のバランスやホメオスタシスを回復させたりしてくれる大切なチューニングホルモンだ。さらに面白いのは、実は、触れられる人だけでなく、触れる人からも出ているのだ。マッサージを受けるクライアントは気持ちいいのは当然だが、そのセラピストからもオキシトシンやセロトニン値の値が増えているという。(参考資料は高橋徳先生の本で)
人を楽しませるために書くことがストレスになる日もあるのではないか?という私の狭義な考えは人間の可能性を全然信じていなかったなと反省。(まあ天才の域ですけどね、ゆみちゃんはw) 触れる⇆触れられるという相対関係があるのではない。触れることが同時に触れられることでもあって、この時、同時に、2つの体は深いコミュニケーションが起きているんだな。それと同じ。
そんなゆみちゃんのブログが、sakumagとなってローンチされました。また私は毎日読む。 そしてゆみちゃんはどんどん解放されて、オキシトシン出しまくってほしい。そうそう、触れることだけでなく、オキシトシンはその人のことを思うだけでも出るという。
いつでもどこでも、愛の交換はできるね。
(お知らせ)
ボディチューニング 触れるmoduleのアーリーバード料金適用は7/25までです。